投資

ロボアドバイザーをやめておけという理由5つを検証。オススメな人の条件も紹介

ロボアドバイザーについて調べていると、「ロボアドバイザーはやめておけ」という記事を見かけることがあります。

この記事では

  • なんでロボアドバイザーはやめておいた方がいいの?
  • 本当にロボアドバイザーはやめておいた方がいいの?

という疑問にお答えします。

結論として、条件に合えばロボアドバイザーはおすすめできるサービスです。

次の3つの条件のうち1つでも当てはまれば、ロボアドバイザーが向いています。

  • 投資初心者の方
  • 投資を始めたい方
  • 仕事で忙しい方

なぜならロボアドバイザーは口座を開設して、投資資金を入金すると運用や売買などをすべて実施してくれるサービスだからです。

実際私自身2020年7月からロボアドバイザーを利用して投資をしていますが、日々やることは全く無く、週に1回運用実績を確認して、ブログで報告しているだけです。

それしかやっていないのに、約2年で40%の利益が出ているんです。

ただ、ロボアドバイザーをやめておけというからには理由があるはずです。

この記事でやめておけという意見に対して、私なりの意見を書きました。

なので、この記事を読み終わる頃には、ロボアドバイザーで投資を始めたいと思えるようになっています。

ロボアドバイザーには2種類ある

ロボアドバイザーは【投資一任型】と【運用助言型】の2種類あります。

投資一任型運用助言型
特徴資産を預けるだけで、運用してくれる質問に答えると、
資産購入のアドバイスをしてくれる
メリット・投資初心者でもできる
・投資知識が必要ない
・自分で運用する必要がない
・利用料が必要ないサービスもある
・最適な運用プランが組める
デメリット・投資の知識が身につかない
・自分で投資先を選べない
・自分で運用する必要がある
・最低限の投資知識が必要

投資一任型

ロボアドバイザーというと、投資一任型を指すが多いです。

投資資金を預けると、資産の購入から運用まで全てを実施してくれるロボアドバイザーです。

本当に全てやってくれるので、運用の状況を定期的に見るだけで、特にやることはありません。

「投資を始めたいけど、仕事が忙しくてなかなか始められない」

「投資を始めたいけど、何から始めたらいいか分からない」

という方にオススメですよ。

運用助言型

投資一任型とは反対に、自分で資産購入や運用をしますが、投資先の助言をしてくれるサービスが投資助言型のロボアドバイザーです。

サービスによって変わりますが、大体5~6の質問に答えると、オススメの投資先を提示してくれます。

「自分で投資をしたいけど、何に投資をしたらいいか分からない」

という方にオススメです。

ロボアドバイザー投資を始めるまでの流れ

投資一任型

投資一任型のロボアドバイザーによっては、運用パターンが複数あるサービスがあります。

その場合は、まず運用パターンを決めるために、いくつかの質問に答えて運用方針を決定します。

その後、サービスの申し込み、口座開設をして、運用資金を入金するとサービスを開始できます。

運用助言型

運用助言型のロボアドバイザーでは年齢や投資経験などの質問に答えるとオススメの投資先を提案してくれます。

投資一任型と違い、提案をしてくれるだけで、必ずしも購入する必要はありません。

もし購入する場合は、提案された投資信託を扱っている証券会社の口座を開設して購入します。

ロボアドバイザーをやめとけと言われる理由

手数料が高い

ロボアドバイザーの手数料は運用金額の年率1%というサービスが多いです。

他の投資商品と単純に比べたら高いですが、ロボアドバイザーは商品の選定や購入、運用などを自動で実施してくれます。

それらの労力や時間の対価と考えれば、手数料としてはそこまで高くありません。

投資の知識が身につかない

自動で売買や運用をしてくれるので、ロボアドバイザーで運用しているだけでは確かに投資の知識は身に付きません。

なので、ロボアドバイザーで運用しながら、日々の経済ニュースをチェックしたり、ロボアドバイザーで実施されたリバランスについて調べたりして知識をつけていくのがオススメです。

自分でも同じ運用ができる

ロボアドバイザーで売買している投資先は特別ではないので、手動で売買ができます

「わざわざロボアドバイザーで運用しなくても自分で売買すればいいのでは?」

と思ってしまいます。

でも毎月の積立投資の配分や、売買のバランスなどは自分で考えて自分で実施なければいけません。

そう考えると、投資初心者にはロボアドバイザーに運用してもらって、運用内容を分析する方がよさそうですよね。

元本割れのリスクがある

投資にはどうしても元本割れのリスクがあります。

ただ、リスクを取らないと、リターンは得られないので無理のないリスクをとることが大切です。

短期的な利益が見込めない

ロボアドバイザーは長期間積立投資を推奨しているサービスが多いです。

そのため、短期間で多くの利益を稼ぎたいという人には向いていません。

ロボアドバイザーがオススメな人

投資初心者の人

投資一任型のロボアドバイザーは特に投資初心者の方にオススメです。

口座を開設して投資資金を入金すれば売買や運用、リバランスなどすべてのことをやってくれます。

「投資のことはよくわからないけど、とりあえず投資を始めてみたい」

という方は投資一任型のロボアドバイザーを検討してみてください。

「自分で運用したいけど、何を購入したらいいか分からない」

という方は投資助言型のロボアドバイザーを使って購入する商品を提案してもらうのもオススメです。

仕事が忙しい人

仕事が忙しいと、投資商品について調べたり、運用したりする時間が取れないですよね。

そんな方には投資一任型のロボアドバイザーがオススメです。

投資資金を預ければ自動で運用してくれるので、休みの日に運用状況を確認すれば大丈夫です。

長期で積立投資ができる人

ロボアドバイザーは長期運用を推奨しているサービスがほとんどです。

毎月決まった時期に購入すると、購入金額の高い時には購入数が少なく、購入金額が高い時には購入数が多くなり、毎月の購入価格を均等にすることができるんです。

さらに定期的に積立投資をすることで、リスク分散にもなります。

ロボアドバイザーに関する質問

  • 運用会社が倒産したらどうなる?
  • NISAやiDecoには対応しているの?
  • ロボアドバイザーは儲かるの?

運用会社が倒産したらどうなるの?

ロボアドバイザーの運用会社と投資家の資産は別に管理されているので、倒産しても私たちの資産がなくなるということはありません。

これは分別管理と呼ばれ、法律で決められているので、証券会社などは必ず会社の資産と投資家の資産を分けて管理しています。

NISAやiDecoには対応しているの?

ロボアドバイザーでNISAやiDecoに対応しているサービスは、今のところほとんどありません。

今後対応してくれることに期待ですね。

ロボアドバイザーは儲かるの?

サービスによりますが、私が利用しているロボアドバイザーでは利益が出ています。

2020年7月にロボアドバイザーで運用を始めて2022年11月時点で利益率が約40%です。

Folio Robo Pro運用実績2023年1月 2020年7月10日から株式会社FOLIOが提供しているAI搭載の進化したロボアドバイザー【FOLIO ROBO PRO】で新しく資産...

まとめ

ロボアドバイザーはやめておけという意見がありますが、条件が合えばオススメのロボアドバイザーです。

  • 投資初心者の方
  • 投資を始めたい方
  • 仕事で忙しい方

のどれかに当てはまればオススメできます。

ロボアドバイザーをやめておけという理由について調べたところ、次の5つがありました。

  • 手数料が高い
  • 投資の知識が身につかない
  • 自分でも同じ投資先で運用できる
  • 元本割れのリスクがある
  • 短期的な利益が見込めない

手数料は年率1%かかるロボアドバイザーが多いですが、運用や売買を自動でやってくれると思えば、決して高くはありません。

ロボアドバイザーで運用しているだけでは、確かに投資の知識は身に付きません。

なので、ロボアドバイザーで実施されたリバランスについて調べてみるなどして、運用しながら勉強していけば問題ありません。

ロボアドバイザーの投資先は特別ではないので、自分で運用することはできます。

ただ、リバランスの比率やタイミングなどを自分で考えたりしないといけないので、ロボアドバイザーと全く同じ投資をするのは難しいです。

ロボアドバイザーでは元本割れのリスクはあります。

ただ、ロボアドバイザーだけでなく、株式投資やFX、仮想通貨などどの投資でも元本割れのリスクはあります。

ロボアドバイザーの多くは長期投資を勧めているサービスが多いです。

短期で多くの利益を上げたい方には確かにオススメできないサービスです。